筑波大学

松本 功 教授- Prof. Matsumoto -

松本 功 教授

 2022年2月から、膠原病リウマチアレルギー内科第3代教授を拝命いたしました松本功でございます。当科は自己免疫疾患を診療する専門内科として、筑波大学開学時から初代教授 柏木平八郎先生、そして2代教授 住田孝之先生の元、膠原病リウマチ性疾患の臨床・研究を充実させ、重要な成果を世界に発信してきました。今後も臨床・研究・教育が連動して更なる進展ができるよう、当科は邁進していく所存です。
 臨床においては、患者さん及び家族の方が安心できる医療を実践してまいります。茨城県唯一の大学病院でありますので、各科の先生方とチーム医療を推進し、地域文化と医療の醸成を育み、最先端の医療が提供できるよう教室員一丸となって努力いたします。
 研究においては、培ってきた自己免疫病態研究をさらに発展させるべく、先進性・国際性を豊かに、難病とされる各々の病態を深く理解し、解明してまいります。また、国内・国外での共同研究も推進し、将来の根治的治療につながる臨床・基礎研究を目指しております。
 教育においては、医師独自の窓を見出し、それを最大限生かせる指導を心掛け、キャリアプランの充実と繋がりを創れるよう、免疫を“診る”全人的医療人の育成を進めてまいります。
 今後とも皆様方のご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

Isao Matsumoto

略歴

1991年3月 北海道大学医学部 卒業
1991年6月 千葉大学医学部附属病院(医員)
1992年10月 成田赤十字病院内科医師
1998年7月 IGBMC研究所 リサーチフェロー (フランス)
1999年9月 Harvard大医学部リサーチフェロー(アメリカ)
2001年3月 千葉大学大学院医学研究科内科学専攻博士(医学)
2001年10月 筑波大学臨床医学系内科(膠原病リウマチアレルギー)講師
2002年11月~2006年 科学技術振興機構さきがけ21研究員兼任
2008年1月 筑波大学医学医療系内科(膠原病リウマチアレルギー)准教授
2018年4月~ 筑波大学附属病院 難病医療センター 副部長兼任
2020年4月~ 筑波大学附属病院 膠原病リウマチアレルギー内科診療科長
2022年2月~ 筑波大学医学医療系 膠原病リウマチアレルギー内科 教授

学術関係受賞

2003年 日本内科学会奨励賞
2011年 ノバルティス・リウマチ医学賞
2017年 日本リウマチ学会 学会賞

学会役職

日本リウマチ学会 評議員、関東支部運営委員
日本臨床免疫学会 理事、評議員
日本免疫学会 評議員、第50回(2021)集会 副会長
日本シェーグレン症候群学会 理事 (2009-2014 学会事務局長)

資格

日本内科学会 認定内科医、指導医
日本リウマチ学会 専門医、指導医、財団登録医
日本臨床免疫学会 免疫療法認定医

Editorial Board

2017- Modern Rheumatology Transmitting Editor
2017- Immunological Medicine Transmitting Editor
2018- International Journal of Rheumatic Diseases (APLAR) Editorial Board

松本 功 教授